近所への引越しと違って距離のある引越しをされる場合は、引越し業者選びの際に注意しなければならないことが一杯あります。特に引越し業者間で大きな違いがあって皆さんが最も検討すべきことは、現住所で荷物を積んだトラックがそのまま新住所まで走るかどうかという部分でしょう。
大きく以下の3通りに分かれます。
- チャーター便
- 中継や混載便
- コンテナ便
1.のチャーター便は荷物を積んだトラックが最後までそのまま引越し先まで走るので、積み替えなどが無く荷物の破損や紛失が起こりませんし、時間的にも最も早く引越しを完了できます。また大抵の場合、作業責任者であるドライバーや作業員が引越し先の作業もそのまま行いますので非常に安心感があります。その代わり料金は最も高くなります。
2.の中継というのは特に中規模や地域密着型の引越し業者に多いのですが、系列会社や提携引越し業者のトラックに途中で荷物を積み替えるスタイルです。積み替えるということはその分破損の可能性が高くなりますし、問題なのは顧客が見ていないところで積み替えが行われるので、丁寧に扱わないといけない引越し荷物だという緊張感が希薄になるということです。こういったスタイルは費用対効果を考えて行われるので、当然チャーター便に比べて料金は安くなります。混載便は、コストダウンの為に同時期・同方向の顧客の荷物や、場合によっては法人の引越し以外の荷物などと混載することです。費用は安くなりますが、到着時間や作業開始時間がずれたりすることを承知しなければなりませんし、荷物の破損・紛失のリスクが増えます。
3.のコンテナ便は、現住所で荷物を積み込んだ引越し業者が最寄のJR貨物集積所でコンテナに積み替えます。そして新住所の最寄の基地でコンテナから荷物を引き取るのです。つまり積み替えが2回発生するのです。更に現住所側と新住所側の引越し業者が別会社になることが多いので、破損などが発生した際に責任の所在がはっきりしないなどのトラブルに巻き込まれる可能性があります。しかし最も料金が安くなる方法です。(積み替えが発生しないケースもあります。これはJR貨物と提携した運送業者がコンテナを搭載したトラックで集荷にきて、それをJRの基地に運搬し、そのままコンテナごと貨物列車に移し変えるタイプです。ただ、運送業的な作業スタイルなので、サービス業的な丁寧さが不足していることは現在のところ否めません)
勿論、荷物の破損のリスクは梱包を厳重にするなどでして避けることは可能ですし、皆さんがどのような事をご自身の引越しに求められるかによってお勧めの引越し業者も変わってくるのです。上記のような作業内容の違いは、特にユーザー側が質問しなければ説明を行わないような体質の引越し業者も多いです。見積もりに望まれる際は、そのあたりを頭に入れられて業者選定を行われると良いかもわかりません。
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